おほしさま日記(仮)

思うままに心を綴りたい。

秋のにおいがする。

ところで。
涼しくなりましたよね。
私は気候の移り変わりを匂いで感じ取るんですよね。


夏の暑さがひと段落して
朝がとてもすずしくなりはじめたとき
なんとなく外はスモーキーで
鼻の頭がツンとくすぐられるような。
すごく好きな匂いなのだけれど
どことなくセンチメンタルでさみしくもなります。
でも季節の移り変わりの風景はとてもすき。
このブログサイトでも
みなさんの美しい秋の写真がアップされていて
心が和みます。また遊びに行きたいと思います。


匂いといえば
昔から語り継がれるいろはにほへとの歌。
私は学生時代、お世辞にも頭がいいタイプではなかったけれど国語はとてもすきでした。
百人一首をすべて暗記する学校でしたので
ちはやふるが流行る昨今笑、

今となってはそんなスパルタ教育にも感謝しています。
そんな時期に覚えた歌の一つが

このいろはにほへとの歌。


色は(色葉)匂へど 散りぬるを
我が世誰そ 常ならむ
有為(憂い)の奥山 今日超えて
浅き夢見し 酔いもせず


要はこんな歌です。
華やかに香り高く色めく花々も 

いずれは散ってしまう。
この世に生きる私たちも

いつまでも生き続けていられないように。
この無常の有為転変の奥山を

今乗り越えて(悟りの世界にいきつけば)
こんなに儚い夢など見ることもなく、

空想にひたることもないだろうに。



昔の人も気候の移り変わりに

こうやって匂いを感じとって
思い思いの気持ちを歌に込めたのでしょうね。
そう考えるととても感慨深いです。
私も日々の小さないざこざがあって

やさぐれそうになっても
このように小さな気づきや

美しいものを美しいと思う心を

わすれてはいけないなとおもいました。


ちなみに

いろはにほへとはあまりにも有名なため
みなさんご存じかもしれませんが、
この歌を”いろはにほへと””ちりぬるをわか”と7文字ずつ区切って
最後の文字を立て読みしていくと
「咎無くて死す」となるのだそうです。

暗号なのでしょうか。
だれかの心の声なのでしょうか。
誰が作ったか誰のために謳ったのかも

不明なほどの古い歌ですが
悲しい歌であることにはまちがいなさそうです。